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poco a poco

すこしずつ、頑張ろうってことです。

初、みそひともじ会

そもそもこのブログ、タイトルのpoco a poco(イタリア語で少しずつの意)の通り、「これから少しずつやりたいことをやったり新しい世界に飛び込んでみたりして、その記録にできたらいいな」という思いのもと作ったはずなんですが、今のところ偉そうに自分の脳内でうだうだ考えたことしか書いてないような気がします。つまりわたしは何も進んでいないのか。いやそんなことはないと思うけど、書くのに二の足を踏んでしまうだけなのか。映画観て思ったこととかこまめに定期的に書いたりしたいんだけどいかんせんめんどくさいというか書き始めたら止まらなくなるだろうなまとまりもなくなるかもしれないみたいなのを見越したうえでめんどくさい。書きたいことがないわけではなく。それにしても大事なことはだいたいめんどくさいもんですよね、某アニメの巨匠である宮崎さんも仰ってました。それこそ少しずつ書くのを頑張ります。

 

というわけで帰省しています。帰省するとなると、まずやっぱり「誰か会える人いないかな~」と思うわけですが、福岡にいない人とは今回帰省日程が合わず、というかそもそもみんな帰省しておらず、じゃあ福岡で会える人は。となったとき、やまね氏に会いたいなと思った。まあその前に、やまね氏が大阪に来るタイミングで私が金沢行ったりして帝王会議参加できなかったというのもあり。私も会っていろいろ話したいな(´・ω・`)と思ったのでした。

それで「会える日がないか」とやまね氏に聞いてみたところ、「(やまね氏が進行役をつとめる予定の)トークイベントに来てくれたら会えるかも」といわれ。まあそのイベント自体も面白そうだったので「じゃあこのイベント行こうかな、あっでも予約制か、うーんまあ予約するのは後でいいか」と思った結果、予約しようとした時にはすでに満席まじかよ。という状況でした。

行きたかったんだけどもう満席っぽい、他の会える日はない感じかな(´・ω・`)?といったことを伝えると、やまね氏からは「じゃあ19日に福岡歌会(仮)があるんだけどどう?」という言葉が返ってきた。「まじか、歌会自体にはわりと興味はあるけど知らない人に会うのこわいな、あと短歌にも自信ないし」と、最近自分で「私ってもしかしたら人嫌いなのではないか」と自覚しつつあるわたしは少ししり込み。でも結局は「これも新しいことを始める一歩なのかもしれない」という思いのもと、参加を決めました。

短歌については、完全にやまね氏の影響を受けて自分でもほんとごくまれ~に詠むくらいで(特に片思い中などはそういう、この気持ちを何かに乗せて発散したい欲って出るよね)、まあ実は高校の校誌にもやまね氏の企画に出させてもらって載ってたり、あと一時期は「うたの日」というネット上で毎日お題に沿った短歌を投稿して票の集計も出るサイトにハマって(?)出したりしてたくらいです。だからなんというか、持続して情熱を傾けている人ではなく、いくつかある私の趣味的なものの一種として短歌をたまに持ち出してやってみる感じ。最近はNHK短歌なんかも録画予約はしてて、一応それなりに興味はあります(すでに見れてない回が溜まりつつある)。

 

というわけで参加を決めて詠草もなんとか出し、当日。

ていうかまず、会場の福岡市文化会館に初めて行きました。なんかすごくオシャレな建物あるよな~と何となく車内から眺めてたイメージで記憶にはあったものの、どこにあるかとかは明確に知らなくて、天神辺りを適当に車走らせてたらふいに出てくるレトロな建物って感じでした、私の中では。なので、あ、郵便局の方まっすぐ行ったら現れるんだ、結構近くにあるんだなと思いました。そして建物の中も裏切らずオシャレだった。東京駅を手がけた人と同じ人が手掛けたらしいですね。そりゃオシャレだ。

そしてびくびくしながら会議室へ行く。Twitterで場所を確認して、「この部屋だよね?うん、この部屋だ」を2回くらいやってから意を決してノックすると、重いとも軽いともつかないノック音が鳴った。ちゃんと鳴ったことに少し安心した。バアンとドアを開けてづかづか入っていくようなことはちょっと小心者の私にはできなかった。ていうか「会議中」って札かかってるし。いやたぶん中ではそういうわけではないんだろうけど、わかってるけど、若干のプレッシャーを感じるし。と思っていたらドアが開いて、やまね氏がまず目の前に現れたので安心した。

やまね氏の隣に座り、歌会が始まるまでは、目の前で飛び交っている会話になんとなく笑いながら、でも加わることも特にできないので、福岡市文化会館のパンフレットを眺めたりしていた。

 

そんなこんなで歌会が始まり、まず15首の歌がずらっと並べられたプリントが配られる。それに目を通して、各々その中から3首を選び、司会の人が集計する。そして点数発表したあと一つ一つの歌について評をしていく。という流れだった。

うたの日のときもそうだったけれど、いくつかずらっと並べられた中で自分の歌をみるというのは気恥ずかしさが生じて、直視しづらい。

あとから思うと、わたしみたいな短歌をインプットすることがあまりない人間にとっては自分が初見でどの歌を選んだかというより、やっぱりそれぞれの歌がどのような評をなされるのかということが重要、というか、意味があった。そもそも読み方だったり、どういうところがある歌がが評価されやすいのかみたいなことを知らないし、やっぱりいろいろな人の意見が聞ける、自分の考え以外の考えも知れるという機会はなかなかないので「ほへぇ」と思うことの連続であった。

わたしは結構、コミティアとかに行っても見て回るときに歩くのが基本速い。さらっと見ただけで興味をそそられないブースの前はずんずん通り過ぎるタイプ。これは興味ない、という判断をシャッと下し、シャッと去る。

なのでいろんな歌がずらっと並べられると、深く読み込む前になんとなくでこれは好きな感じだなとかうーんあまり心に引っかからないなみたいなのを判断してしまったりする。一応何回か読んでこれはどういう意味なのかとかを考えたりはするけど。

要は、自分の読みの浅さを思い知らされたってことです。まあそもそもあまり短歌に積極的に触れることも多くはないし物語とかも組み入った話(SFとか世界の仕組みからまず理解しなきゃいけないようなのとか)も理解するのがあまり得意ではないのはある。

それで、自分はこの歌で描かれているのはこういう状況だと思ったけど他の人の読み方だと全然違う状況になるとかもあって、そっちの読み方で考えてみるとまた面白かったりして。そういう複数のとらえ方とかは限られた文字数だからこそ生まれるんだろうなあと思いました、助詞とかが違うだけでも意味合い変わってきたり。でも面白かったのは、いろんなとらえ方ができることがいい場合とあまりよくない場合っていうのがあるのかなあと。「これってこうも読める」「でもこうも読める」っていう意見の出し合いが結論として「なんだかどちらともつかない不特定な感じ」ってなる場合もあるし「特定できないけどどちらでもありな感じだしむしろそれがいいのかも」ってなる場合もあるような気がした。

そして初見のときはなんか掴みにくいなと思っていた歌も他の人の評を聞いてようやくその歌の世界が広がって、ああ最初は気づけてなかったけどいい歌だなと思うことばかりだった。やっぱり短歌に親しんでいる人には親しんでいる人なりの見方というのがだいたいおしなべて、今までの積み重ねであるんだろうなと思った。単純に語彙力不足だなと思うこともあったし(てか漢字読めないとか)想像力不足だなと思うこともあった。あと体感として、季節の訪れとかそういったことに対する敏感さというのもあまりなく生きてきたような気がした。文字上の叙情とか情景とかを理解するにはそれを感じる、知ってることもそれなりに必要だよなと。あとやっぱり好み好みじゃないの問題も重要で、「この歌はこうだ」ということはわかるけどそれを受容できるかできないかで意見も変わってきたりするんだなあ、そこは個人の感覚の問題だしどうしようもないよなあと思った。

 

基本的にメモとってばかりであんまり自発的には発言しなかったけど、聞いてるだけでもなかなかいろいろな考えが飛び交っていて面白かった。

 

それと、自分の生み出したものについて評価(批評)される経験というのがあまりなかったので、その点は怖くもあり、でも自分にとって必要なことだし、と思って、参加を決めたときはちょっと覚悟していた。実際自分の歌について評がなされるときになると、どういう表情、態度をしていいのか難しいなと思った(笑)とりあえず手は震えた。水面下で「これはだれが詠んだんだろう。今その人はどういう気持ちで評を聞いているんだろう」とかいうことを考えてしてしまうのは新参者だからですかね。その状況に慣れていないからそれなりに緊張する。まあ作った人より歌ですけどメインは。

 

結果的にいうと今回わたしが出した歌はわりと評価よい感じで言ってもらっていたので安心した。というか単純にうれしかった。でも、自分の作った歌で自分の予想してない範囲まで想像を広げて読んでもらったりしているのを聞くと、そういうとらえ方も生まれるんだなあと思って新鮮だった。わたしはそのつもりなかったけどそういうとらえ方もあるんだなあと。自分の想像していた以上の価値をつけてもらっている感じ。

 

なんか、解釈を固定するべきとは思わないけど、作者それぞれの意図まで聞く時間があったら面白そうだなと思った。それは野暮なことなのか否か。てか単純にわたしが「一応私はこう考えて作ったんですよ!」みたいなことを言いたいだけだけど(・∀・)

 

というわけで初歌会のお話でした。福岡歌会(仮)については毎回やまね氏のツイッターでごまさば美味しそうな会だなとつくづく思っていて今回もごまさば気になってはいたのですが、さすがに初参加な上、飲み会というものに苦手イメージがあるわたしなので、今回は辞退しました(´・ω・`)

 

そんなこんなでごまさばを諦め帰宅すると、わたしが外で食べてくると思われていたらしくご飯が用意されておらず、結果的にカップ麺をすすりました。いつぶりかの麺職人、美味しかったです。そういえば唐揚げくんもバスに乗る前に買って食べました。こちらもいつぶりか、美味しかったです。

 

......こんどまた行く機会があればごまさばチャレンジしたいです。

 

最後に今回出した歌を~~

 

めんべいと「また会おうね」を噛みしめて街はとおのき愛はちかづき